得意分野とコンテンツ
先日、E3という世界的に最も有名なゲーム関連のイベントが開かれたのですが、
今年は『任天堂のWii U』のプレゼンテーションが注目を集めていました。
ゲームコンテンツそのものの面白さの追求だけから、『一歩抜け』出して、
ネットワークにつながっている、PC、スマホなどのユーザーとも双方向性に、
コミュニケーションを取れるサービスが始まるようです。
まだ概略程度しか仕様面は分かりませんが、Miivers(ミーバース)と呼ばれる
そのしくみで、既存のツイッターのようなリアルタイムの会話等も場所を選ばす
実現できるようです。
任天堂といえば、どうしても『マリオ』シリーズを思い浮かべてしまいますが、
このような人気コンテンツをベースにした、新しいコミュニティ手段を確立するのが
今後の課題のようです。
スダンドアローンから、ネットワークへ、そして、端末と場所を選ばないコミュニティ手段への移行。
一般の人には難しい概念のように思えますが、任天堂としては、結局のところ
『より大勢の人に楽しく遊んだり、コミュニケーションをして欲しい!』といった感じかと思います。
ネットを通じた、サービスが日進月歩で現れはしますが、
任天堂を例にとれば、
得意分野→すなわちゲーム
その内容→すなわちマリオ
を確固としてもっているからこそ、任天堂は自信をもって、新しいサービスを
提供し、人気を得続けることができるのでしょう。
当たり前ですが、得意分野を持つことの重要性を、あらためて考えさせられますね。
もし、あなたの会社や仕事が、他社と一つでも違った独自性のある分野や
サービスを展開しているなら、それはとてつもない強みですが、
そうでないなら、よく掘り下げたり、もう一度模索することが大事かもしれません。
そうしたサービスを確立したうえでのネットでの販促活動や、検索エンジン対策などの
周知活動は、より効果をもつことは言うまでもありません。
それでは、また。