ChromeブラウザのSSL化必須の流れと、SEO対策の関連性とは?
■グーグルクロームにおけるSSL化必須の流れ
SSL(https://www.○○○.jp)をご存知の方も多いかもしれませんが、10月からGoogle Chromeで、入力フォームを送信するようなページで、SSL化がされていない場合、
『警告の表示』がされるようになりました。
グーグルの公式アナウンスですが、Chrome(クローム)のセキュリティチームマネージャーであるEmily Schechter氏は、「Webユーザーが、サイト内で入力する、あらゆるタイプのデータが、インターネット上で、第三者がアクセスできるものであってはならない為、クロームのバージョン62からは、ユーザーがhttpサイトにデータを入力しようとする時に、Not secureという警告が表示されるようになる」と述べています。
少し以前のChrome56でhttp接続時に、セキュリティ警告されるのは、例えばECサイトなどのクレジットカード番号などが存在するページに、あくまで限定されていました。
要するに、より高いセキュリティが要求される場合にだけに、その警告が表示されるだけでした。
しかしながら、2017年10月度のクロームのバージョン62では、入力フォームの存在する
全てのページが対象となりました!
■日本でのグーグルクロームのシェア率とSSL化の推進の流れ
Google Chromeは、日本国内でシェア率がなんと約30%と、最も使われているブラウザですので、もし、まだssl化されていない該当ページが、Webサイト内にあるようでしたら早急に対応する必要があります。
ご自身が運営されているWebサイトを置いてあるサーバ会社で、SSLの導入を勧められている方も多いでしょう。サーバ会社によっては有料のsslの他にも、最近では、無料のsslも積極的に勧めている、非常に対応が良いサーバ会社もあります。
ちなみに、無料のSSL証明書で代表的な例でいえば、アメリカの非営利団体であるISRG(Internet Security Research Group)が運営する無料のSSLサーバー証明書『Let’s Encrypt』が有名です。
この他にも幾つかあるのでご自身で調べてみるのも良いですし、もし無料のSSLサーバー証明書が不安な方は、各サーバ会社が推奨する有料のsslでも良いでしょう。
年間数千円~数十万のものまで様々です。スマホブラウザのカバー率などを、導入検討の際に考慮に入れると良いです。
■日本でのグーグルChromeのシェア率とSSL化の推進の流れ
検索エンジンのseo対策においても、今後このSSL化されているサイトか、否かが、上位表示の評価に与える影響は大きいとされていますので、その観点からも早急に確認と対応を進めた方が良いです。
なぜなら、現在は、入力フォームを送信するページが警告対象ですが、近い将来的にはサイト内の全てのページにおいて、httpsになっていないと警告表示されることになる可能性があると言われています。
個人や企業に関わらず、今までのhttp接続による盗聴や漏えい、改ざんなどのリスクと問題は、Webサイトを検索して閲覧する上で、健全であるとは言えず、昔から改善すべき課題であるとGoogleが意思表示しているものと思われます。
同業種のライバル会社よりも、先に全ページSSL化を実現させることが、弊社のseo成果報酬サービスにおいても強く推奨している内部対策の非常に重要な要素となっています。
もし、SSLをサイトに導入するにあたって、サーバ会社の選定や、有料のSSL証明書について詳しくお聞きになりたい方は、お気軽に当社までご相談ください。